だんけのつぶやき

リアルというものから離れた場所で細々と書いてみます

トイ・ストーリー4を観て

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7/12から公開中のトイ・ストーリー4を早速観てきました。

 

観終わった時からどこかに話したいと思った次第でありますのでここに書きたいと思います。

内容やラストシーンに関して感想を述べようと思いますのでよろしくお願いします。

 

まず、個人的な全体の感想は非常に残念の一言です。

 

前作の3までは何度も見返してきてピクサー映画の中でも大好きな作品だったのですが

トイ・ストーリー全体のイメージを悪い意味で裏切られたという感情です。

 

 

1.今までのキャラクターがないがしろに

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トイ・ストーリーにはたくさんの愛すべきキャラクターがいます。

(僕の推しキャラは体がバネのダックスフントのスリンキーというキャラクターです。)

3までの作品には、どの作品にも各キャラクターがどこかで活躍するシーンがあり、おもちゃ仲間同士の信頼関係を通して、何があっても最後はみんな一緒に乗り越えるという作品の根幹を支えているモノがあったんじゃないかと思います。

 

しかし、今回の4では19年ぶりに”ボー・ピープ”が、そして新キャラクターとしてボニーがゴミから作った”フォーキー”というキャラクターが登場します。

 

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ボー・ピープ

 

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フォーキー

 

今作ではこの2キャラクターに最もフォーカスが当たっていますが、僕個人としては、フォーカスしすぎていると感じました。

今まではその頃ウッディは、バズは、という感じで別の場所での活動を映すことでいろんなキャラクターにフォーカスが当たっていたんですが、今作も例にもれずそういったシーンはあるものの今までのキャラクターが多くいるシーンではそのキャラたちがほとんどアクションを起こさずにそのシーンはおもちゃ全体の動きとして一瞬で終わってしまうといった感じで話の蚊帳の外感が非常に強くて、昔から観ていた側としては少し物足りなさを感じてしまいます。

ボニーの元にいてもみんなで一緒に頑張ってるよ、アンディという様子を少しでも映してほしかったので残念に感じました。

 

2.壮絶なラストシーン

これが一番の衝撃でした。

ハッピーエンドでみんなボニーの元に帰って、ボーとはお別れするのかなと思っていたら、ウッディはボーと一緒にみんなから離れてしまった。

 

誰よりも仲間を大切にしてきたウッディだからこそ、こんな風になることは誰も想像していなかったでしょう。僕はウッディはこんな判断をしないと思うし、トイ・ストーリー全体としてもこの判断はふさわしくないなと思います。驚きを与えたいという考えでこのようなラストにしたのであれば、ピクサーを恨みます。

 

そしてこのラストシーンで一番報われないのは、アンディでしょう。

3でアンディは大学に行く際に、一人暮らしのダンボールにウッディを入れていたし、最後の最後までボニーにウッディを渡すのを悩んでいました。それだけずっと一緒にいたし、大人になっても置いておきたい、子供ができたらウッディと一緒に遊んでほしいし、遊びたいと思っていたんじゃないかと思います。

アンディのその気持ちは、アンディと同じように成長してきた僕らの世代には共感できることだし、そういう気持ちだったと考えるからこそ、このラストは考えられないんですよね。

 

3.現状のピクサー

感想を観ていると、シュガーラッシュは観ていないのですがシュガーラッシュオンラインも今までの役割から脱却するというラストで賛否両論の渦にあるということで最近のピクサー作品はどこか迷走している感じが否めないのです。ジョン・ラセターが引退してしまってからこのようになってしまったのであれば、もうこの迷走から抜けることはできないんでしょうか。

ジョン・ラセター戻ってこーーーーーーーい。

 

 

 

とにかく愛が深ければ深いほどこのラストは受け入れがたいものとなるでしょう。

僕は今回観にいったことはないことにしたいと思うほど4は受け入れられないものとなりました。皆さんは4にはどのような感情を思い描くでしょうか。

 

 

悲しみに包まれながら今週を過ごそうと思います。

 

だんけ